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暑さが本格的になってくるこの時期、「こまめに水分補給をしましょう」という言葉を耳にする機会が増えてきました。

熱中症を予防するためにも、水分補給はとても大切です。

しかし、その一方で「健康のために毎日2L飲まなければ」、「たくさん飲むほど身体に良い」

と考えている方も少なくありません。

もちろん、水分は体温調節や血液循環、老廃物の排出など、私たちの身体に欠かせない存在です。

しかし、水分は「たくさん飲めば良い」というものではありません。

大切なのは、身体に必要な量を補給し、その水分をしっかりと巡らせることです。

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水分が多すぎても不調の原因になることがあります

私たちの身体には、余分な水分を汗や尿として排出する仕組みがあります。

ところが、胃腸の働きが低下していたり、運動不足だったり、自律神経のバランスが乱れていたりすると、水分をうまく処理できず、体内に余分な水分が溜まりやすくなることがあります。

その結果、

  • むくみ
  • 身体のだるさ
  • 頭が重い
  • めまい
  • 胃腸の不調
  • 雨の日に体調が悪くなる

といった症状につながることがあります。

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東洋医学では「水毒(すいどく)」と考えます

東洋医学では、このような状態を「水毒(すいどく)」と呼びます。

水毒とは、水を飲みすぎた状態というよりも、身体の中で水分がうまく巡らず、必要な場所以外に停滞している状態を指します。

特に、水分代謝に深く関わる「脾(ひ)」や「腎(じん)」の働きが低下すると、水毒が起こりやすいと考えられています。

冷たい飲み物の摂りすぎや暴飲暴食、睡眠不足、疲労の蓄積なども、水分代謝を低下させる一因になります。

水毒セルフチェック

次の項目で当てはまるものにチェックをつけてみましょう。

□ むくみやすい(朝や夕方に顔や足がむくむ)

□ 雨の日や湿度が高い日に体調が悪くなる

□ 身体が重だるく、疲れが抜けにくい

□ めまいや立ちくらみがある

□ 頭が重い、頭痛が起こりやすい

□ 胃がポチャポチャする、水を飲むとタプタプする感じがある

□ 下痢をしやすい、胃腸が弱い

□ 冷たい飲み物や食べ物をよく摂る

□ 汗をあまりかかない、または汗をかきにくい

□ 舌がむくんで大きく見えたり、縁に歯の跡(ギザギザ)がついている

判定の目安

・0~2個

水分代謝は比較的良好な可能性があります。引き続き、適度な水分補給と生活習慣を心がけましょう。

・3~5個

水分代謝がやや低下しているかもしれません。冷たい飲み物の摂りすぎや運動不足、睡眠不足などを見直してみましょう。

・6個以上

東洋医学でいう「水毒」の傾向がある可能性があります。むくみやだるさ、頭痛などが続く場合は、生活習慣を見直すとともに、鍼灸などで身体全体のバランスを整えることも一つの選択肢です。

ワンポイント

水毒は「水を飲みすぎた状態」ではなく、身体の中で水分をうまく巡らせたり、排出したりする力が低下した状態を指します。

そのため、「水を減らせば改善する」というものではありません。適切な水分補給に加えて、胃腸を冷やしすぎないことや、適度な運動で汗をかくこと、質の良い睡眠をとることも、水分代謝を保つために大切です。

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「飲む量」よりも「飲み方」が大切

「1日2L」という数字だけを目標にして、無理に大量の水を飲む必要はありません。

必要な水分量は、年齢や体格、運動量、気温、食事内容などによって異なります。

喉が渇く前に少しずつ補給すること、一度に大量に飲まないこと、汗をかいたときは電解質も補給することなど、自分の身体に合った飲み方を心がけることが大切です。

また、冷たい飲み物ばかりではなく、常温や温かい飲み物を取り入れることも、胃腸への負担を軽減し、水分代謝を保つ助けになります。

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鍼灸で水分代謝をサポート

鍼灸では、むくみや身体の重だるさがある方に対して、東洋医学の考え方をもとに全身のバランスを整えます。

水分そのものを減らすのではなく、水分を必要な場所へ巡らせ、余分な水分を排出しやすい身体づくりを目指します。

「水はたくさん飲んでいるのに、むくみやだるさが改善しない。」

そんな方は、水分の量ではなく、水分を巡らせる力が低下しているのかもしれません。

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まとめ

水分補給は健康維持に欠かせません。しかし、大切なのは「たくさん飲むこと」ではなく、「身体に合った量を、適切なタイミングで摂り、それをうまく巡らせること」です。

むくみやだるさ、頭の重さなどが続く方は、水分の摂取量だけでなく、水分代謝にも目を向けてみましょう。

日々の生活習慣を見直すことに加え、鍼灸で身体全体のバランスを整えることも、水分代謝の改善につながる一つの方法です。

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